brand 概要
MARNI(マルニ)は、1994年にスイス出身のコンスエロ・カスティリオーニが設立したイタリアのファッションブランド。
ブランド創業のきっかけは彼女の夫であるジャン・カスティリオーニの会社「Ciwifurs」のファミリービジネスの一貫という位置づけでした。
現在はレディース、メンズのアパレル、レザーグッズ、アクセサリーなどを取り扱う総合ブランドとなっていますが、当初は毛皮メーカーであるCiwifurs社のビジネスの一部として、毛皮とレザー製品のみのスタートでした。
コンスエロ・カスティリオーニがファミリービジネスをはじめたきっかけは、「自分の着たいものを自分自身で作りたい」という思いから。
1996年のミラノコレクションへの参加が決まったタイミングでニットなどのアパレル、アクセサリーなどを含むトータルブランドへと舵を切りました。
2000年、東京に世界最大の旗艦店をオープン。
建築家ユニット「フューチャー・システムズ」が手がけた曲線で構成された空間は大きな注目を集めました。
革新的で多角的なMARNIは、イタリア製のラグジュアリーなプレタポルテとアクセサリーのコレクションとして日本のみならず世界にその名を知られていきます。
2016年にコンスエロ・カスティリオーニが辞任し、後任としてフランチェスコ・リッソがクリエイティブ・ディレクターに就任。
ブランドの美の規範は彼のビジョンに照らし合わせたもので、その特徴は独自のセンスあふれる素材や色使いに対する実験的なアプローチと、プリントやフォルムの組み合わせ方です。
彼が生み出す独特のエレガンスは、無限に広がる可能性であり、いつもアートな世界とのクリエイティブな対話を忘れず、型破りでありながらも厳格なグラフィックというビジュアル・ランゲージで個性を称えています。
MARNIのデザイナーについて
2012年、MARNI(マルニ)にとって大きな転機が訪れました。
これまで夫のジャン・カスティリオーニによるブランドの経営、デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ、そして娘のカロライナによるオンラインストアの運営といった家族経営によって成長してきたMARNIですが、この年ついにOTBグループというブランドコングロマリットの傘下に入ります。
OTBグループとはディーゼルの創始者レンツォ・ロッソが率いるグループで、メゾンマルジェラやヴィクター&ロルフなどを所有する企業です。
こうした買収によって経営体制やデザイン体制の刷新が行われました。
創業者であり、これまでマルニのデザインを支えてきたコンスエロ・カスティリオーニが2016年にデザイナーを退任し、フランチェスコ・リッソがクリエイティブディレクターに就任しました。
フランチェスコ・リッソはフィレンツェやニューヨーク、ロンドンでファッションを学んだあとにアンナモリナーリやアレッサンドロデラクア、マーロなどで経験を積んだ後、プラダに入社しウイメンズコレクションを担当していた敏腕デザイナー。
MARNIでの活躍が認められ、2018年にはファッション業界の最重要人物のひとりとしてBoF(The Best of Fashion)500に選出されています。
トートとショルダーの2WAY仕様の「MUSEO」。
トリコロールの配色はMARNIらしい独自のセンスあふれる素材や色使いを楽しんでいただけるコレクションになっています。
大きく開き収納力抜群のモデルでサイズも小ぶりのものから大ぶりのバッグまで豊富に展開。
バッグを置いたときに見せる表情が、きちんとした四角いバッグではなく、アシンメトリーでなんとも素朴な佇まいが日常使いにも身近に感じていただけます。
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