少しだけおさらい!!brand 概要
AMBELL(アンベル)は2009年スタートしたブランド。
デザイナーは門野文蔵氏。アン ヴァレリー アッシュ、ヴェロニク ルロワなどで経験を積み、その後日本で独立しました。
ブランドの名前は、AMBER(琥珀:時間が経つごとに価値が増すモノ、香りを楽しむためのモノ)+BELL (ベル:ものごとを知らせる、発信するためのモノ、幸運を呼ぶモノ、視覚、聴覚などの感覚的なモノ)の2つの単語から作られています。
着る女性が内面からラグジュアリーを感じ、ブランドコンセプトでもあるタイムレスな服を香りと共に展開。
細部にまでこだわった温かみのあるコレクションは、古いものと現代のものを対比させながらアーカイブへの尊敬を持ち独自のメッセージ性を帯びています。
AMBELLの展示会はAMBELLのアトリエ兼ショールームで開催されます。
場所は奈良の明日香村。
日本で唯一全域が古都保存法対象地域の村で、建物は瓦屋根に限定されています。また、古墳や寺院、歴史的建造物が多く存在し、日本の美しい景観と歴史や文化を楽しめる場所です。
そんなAMBELLのアトリエもやはり瓦屋根。
もともと工場だった中を改装しアトリエとショールームを作りました。
シーズンのコンセプトは特に設けていないことが多いAMBELL。
しかし内面から感じるラグジュアリーさやナチュラルなリラックス感をいつもとても大事にしています。
内面から感じるラグジュアリーさとは、心地の良い手触りや豊かな気持ちになる着心地を表します。
特に今年はナチュラルでヴィンテージラグジュアリー感のある素材を中心に使用しました。
ラフで上質なコレクションは、暑い夏でも袖を通すとリラックスでき優美な気持ちにさせてくれます。
アイテムをピックアップしてから選ぶのがカラーなのですが、今回バイヤーが最後の最後まで悩んだのがこちらファブリックのシリーズ。
このシリーズの華やかさに惹かれ、ワンピース、スカート、トップスと3モデルオーダーすることになりました。
こちらの生地、生地屋さんでもお取り置きが難しいとおっしゃる程人気のある生地で、シルクリネンの生地を使った生地の中では珍しい風合いだそうです。
色違いの生地を見せてもらって、各アイテムをどのカラーで作るかを門野さんと相談し吟味するバイヤー。
布の面積が大きくなるワンピースだと仕上がりをイメージするのが難しく、カラー選びも慎重になります。
デザイン性の高い服を綺麗に着こなす為には、フィッテイングがとても重要。ベストなバランスで着用したいという思いもあり、バイヤー自ら試着して可能な限りで微調整を加えてもらっています。
フィッティングの相談は、パタンナーの東さんと。
東さん自身も本場パリのイブ サンローランやヴェロニクルロア、グスタヴォ リンスに師事し、キャリアを重ねたほどの腕の持ち主です。
写真は別の商品のフィッティングになりますが、バイヤーはセレクトする商品をなるべく全部試着してシルエットなどを確認していきます。
実際に一から仕立てるように針を留めてもらい、サイズ感の見直しを行いました。また今回カットソーにおいては、バイヤーが理想と思う型をAMBELLで作成してもらいました!