brand 概要
HERNO(ヘルノ)は、1948年にイタリア北部のマジョーレ湖畔に広がる街、レーザにて創業しました。
ブランド名は工房の近くに流れるエルノ川(Erno)という美しい川が由来になっています。
元々レインコート会社に勤めていた創業者のジュゼッペ・マレンツィが、アルプスから吹き下ろす雨風に耐えうるコートやジャケットを作り始めたのが最初です。
その後ダブルフェイスを中心としたカシミアコートが加わり、1970年にはレディースのコレクションもドレスなど多岐にわたり展開されました。
ラグジュアリーな素材と優れた職人技によって生まれるアウターとして世界各地に進出を果たし、1990年以降は世界的に有名なラグジュアリーブランドの生産も手掛けることになりました。
2008年にはニールバレットとのコラボレーションによる「ニールバレットフォーヘルノ」を発表。
超軽量でありながら保温性を兼ね備えたダウンコレクションとして人気を博しました。
そこからダウンブランドとしての地位を高め、イタリアを代表する最高級のアウターブランドとして認められて現在に至ります。
2020年にはサステナブルに特化した新ライン「グローブ」を発表。
また染料や素材のみならず、本社内で使用する電力を太陽光発電に切り替える等、環境に配慮した物作りに取り組んでいます。
ダウンの魅力に迫る
ヘルノと言えば、一番の魅力としてあげられるのはアウターがとても軽いところではないでしょうか。
2008年に「ニールバレットフォーヘルノ」で発表されたダウンジャケットは、老舗アウターブランドの優れた縫製技術と高度なテクノロジーにより、超軽量でありながら高い保温性を発揮し話題となりました。
インジェクションダウンと呼ばれる、極薄のナイロン生地に特注の針で直接ダウンを注入する特殊技術を開発。
ブルゾン1着の重さがわずか200グラムと驚異の軽さを実現しています。
ヘルノのアウターはモデルによって羽毛の量が異なるのはご存じですか?
通常のベーシックなアウターには、身頃の内側に写真のような羽根の絵が印刷されたラベルが縫い付けられています。
こちらは中の羽毛の量を羽根の絵で3段階に示しており、商品のコンセプトとシルエットを考慮して羽毛の量を決定し注入。
量の目安としては、羽根1つのショートジャケットで約200g分の羽毛が使用されており、羽根2つが×1.25倍。
そして羽根3つは羽根1つと比較すると1.56倍の羽毛を使用しており、羽根3つのジャケットは高い保温性を発揮します。
マテリアル別で解説
ヘルノの知名度を飛躍させた超軽量のナイロン素材、NYLON ULTRALIGHT。
ストッキングと同じ20デニールという超極細の糸で織られたナイロンの撥水生地です。
圧倒的な軽さが魅力のこの素材ですがさらに軽さを追求すべく、ダウンパックを使わず内側にダウンを直接注入するインジェクション方式を採用。
直接ダウンを注入するということはダウンがすぐに吹き出してしまうリスクがありますが、ダウンプルーフ加工という特殊な加工を施すことで、縫い目からのダウンの吹き出しを防いでいます。
また、この生地は繊細な風合いがとても上品。
光沢も落ち着いており、機能性とオーセンティックなブランドとしてのイメージがミックスされたヘルノならではのマテリアルです。
bigliettaでセレクトしているモデル
ICONICOと呼ばれる定番コレクションの中の1着。
過去のアーカイブから10着を選びヘルノのシンボルとしてコレクション化しており、こちらはその中でも上位の人気を誇るジャケットです。
ボトルネックが特徴的で一見エッジのきいたアウターに見えますが、実際に袖を通してみると首元がすっぽりと覆われているところに愛らしさがあり親しみやすいデザインになっています。
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こちらもICONICOコレクションから発表されている定番モデル。
ラグジュアリーなロングダウンELISAは襟が左右水平に開く立体的なデザインが特徴で、ファーの存在感を際立たせてくれます。
袖や身頃の余分なゆとりをそぎ落としたタイトシルエットで、ファスナーを開けて着用した時もすっきりと見えるところが優秀。
素材が柔らかいので窮屈さがなく着ぶくれの心配もありません。
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2021年秋冬の新作。
今までと違ったダイヤ柄のキルティングを採用しています。
シンプルなデザインにボリュームのある首元が良いアクセントになった、計算されたフィッティングが特徴です。
ダウンのスポーティなニュアンスに、デザインやフォルムで洗練された都会的な印象を加えています。
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ウエストでダウンのキルティングを切り替えた、フード付きのロングダウンベストです。
大きいダイヤの柄を使うことで縦長のシルエットに視覚的な立体感をもたらし、メリハリを際立たせたデザインに仕上がりました。
またシルエットは少しAラインのフレアに仕上がっているところがポイント。
着用すると女性らしい華がありスタイリッシュなひと品です。
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マテリアル別で解説
異素材とのコンビネーションはヘルノの代名詞と言える毎シーズン人気のシリーズです。
今年も充実したラインナップとなっており、人気のメルトンやカシミアからエコファーなど素材のバリエーションが豊富。
ダウンの軽くて暖かい着心地にウールコートと遜色のない上品な表情を兼ね備えているので、まさに理想のアウターと言えるでしょう。
また、丁寧なクリエーションも是非着目していただきたいポイントです。
デザインによっては中綿を静電気やダウンの吹き出しを防ぐためにポリエステルのハイテク素材を使用しており、表生地の素材の特徴に応じて内側の素材が選定されています。
デザイン性の高さや質の良さだけでなく、着る人がより快適にアウターを楽しめるよう細心の注意を払って作られていることが分かります。
bigliettaでセレクトしているモデル
定番ナイロン生地、NYLON ULTRALIGHTとエコファーのコンビネーションジャケット。
遊び心と機能性を兼ね備えたデザインで、エレガントな佇まいでありながらも普段使いでも重宝するひと品です。
ファーは幾度も改良を重ね、ミンクのような美しい光沢と暖かく柔らかな手触りを表現しています。
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起毛加工を施したヴァージンウールを使用したショートコート。
着脱可能な前立てがついており、前立てを取り外すことで見た目が完全にコートになるデザインです。
コートの表には部分的にナイロン生地を切り替えとして配置し、ラグジュアリーさをキープしつつスポーティさを加えています。
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ハイブリッドシリーズで最も人気のあるメルトンとダウンを組み合わせたアウター。
裾のナイロン部分だけでなく上半身のメルトン生地のところにもシルエットに響かない程度のダウンが入っており、見た目のスマートさと暖かさの両方を備えています。
他のシリーズでも言えることですが、異素材使いでも同色で綺麗にまとめられているところが上品に見えるポイントです。
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イタリアの最高級生地メーカー、LUIGI COLOMBO社のカシミヤ100%生地をぜいたくに使用したアウター。
上質な素材使いとフォルムから生まれる美しい佇まいは、ワードローブの永遠の定番に相応しい名品です。
襟の前立て部分や袖口は取り外しが可能で、ナイロン部分を取り外すと八分袖のシンプルなコートに変化。
インナーやファーの取り外しで様々な着こなしを思うがままに楽しむことができます。
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マテリアル別で解説 番外編
「旅」をキーワードにラグジュアリー&コンフォータブルに特化したライン、HERNO RESORT。
その名の通り、新旧のリゾートウェアのデザインから多くのインスピレーションを得た、ラグジュアリーでリラックス感のあるコレクションを提案しています。
今回ビリエッタでセレクトしている2つのモデルは、後ろ身頃裏面のポケットにアウターの収納が出来るパッカブル仕様になっており、旅行などにも持っていきやすいのが魅力。
生地の風合いはカジュアルになりすぎないように、僅かな起毛感とほんのりと光沢がある上品な風合いのファブリックを選んでいます。
シンプルで楽な着心地の機能アウターは世の中には沢山ありますが、生地の美しい風合いこそがワンランク上の上品さを際立たせます。
bigliettaでセレクトしているモデル
パーカー感覚で着用することが出来る定番のデザイン。
バランスの取りやすい着丈で気軽に着用できてお洒落も叶えてくれる、日常でつい手にとってしまう有能なアウターです。
生地の素材感だけでなく、グログランテープや金具のディテールが上品さと華やかさを添えてくれます。
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お尻が隠れる着丈のフーデットコート。
後の裾を前より長く丸くしており、旬なデザインを取り入れこなれた表情に仕上がりました。
このシリーズは中綿を薄く入れてありますが、中綿に細かいキルトステッチを施すことで着ぶくれ感を払拭し、薄手のアウターのような見た目に。
軽くて柔らかい着心地なのも魅力のひとつです。
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biglietta&guji OSAKA HERNO POP UP STORE